クリスマスと七面鳥とチキン料理

クリスマスの料理は様々ですが、外せないのはチキン料理でしょうか。

日本ではチキンをいただくことが多いのですが、本来は七面鳥（ターキー）ですね。

 

七面鳥ってどんな鳥？

キジの仲間で一番大きく、最大種で全長122cm、体重は9kgにもなります。

メスの方が小さく、オスのおよそ半分です。

胴体は光沢がある黒い羽毛で覆われていて、メスよりオスの方が光沢が強いそうです。

頭部や頸部には羽毛がなく赤い皮膚が露出しています。

ビロビロした肉垂があって、いかにも七面鳥と言う感じです。

和名の七面鳥の由来ですが、頭部の首のところに裸出した皮膚が、興奮すると赤、青、紫などに変化するため、七つの顔（面）を持つ様に見えるからの様です。

 

危険を感じると走って逃げるのですが、短距離であれば飛ぶこともできるそう。

どう見ても重そうで飛べなそうに見えるのですが。。。

 

クリスマスに七面鳥を食べる理由

もともとアメリカで主に感謝祭にごちそうとして食べられたのが由来と言われています。

移住した人々が先住民をもてなした料理に七面鳥も入っていて、感謝のしるしにごちそうしたのだとか。

それが転じて、お祝いとしてクリスマスにも振舞われることが多くなったようです。

 

イギリスではローストした七面鳥がクリスマス料理のごちそうとされ、クリスマス料理として定着しているようですね。

 

七面鳥の味は？

 

七面鳥の肉は、一般の牛肉、豚肉、鶏肉より脂分が少なく、さっぱりしています。

日本ではブロイラーなどの鶏肉が出回っていて、肉質がかなり柔らかいのですが、一般の鶏肉より脂肪が少ないためジューシーさが少ないと感じることが多いと思います。

地鶏のイメージで、多少の臭みと弾力性があり噛み応えがあるので、肉そのものの味が好きという方にはおすすめです。

塩・胡椒だけというよりはソースをかけて食べる方が臭みもぱさぱさ感も緩和されます。

 

七面鳥はニワトリに比べ大きいので、丸のまま焼くには大きめのオーブンを必要とします。

一般には詰め物をして焼くのですが、一般家庭の家庭用オーブンレンジでは難しいかも。

こちらの30Lタイプなら問題ないのですが。

 

チキンのローストレッグ

というわけで、日本ではターキーの生産も少ないですし、味が慣れているチキンが人気です。

 

子供がいた頃はチキンを丸のまま求め、中に詰め物をしてオーブンで焼きました。

とても美味しいのですが、3人娘だったので、足を誰が食べるかで例年モメます。

胸肉や手羽肉よりも、もも肉の骨付きが人気右なのです。

 

ついに丸のままは止め、骨付きもも肉を一人1本に変更しました。

まぁ、このような状態で求めるんですね。

これに塩・胡椒をしまして、予熱したオーブン上段に入れ、250度で10分ほど。

その後中段に移し、180度に下げて10～15分焼きます。

オーブンに並べる本数やレッグの大きさで焼き加減や加熱時間は調整します。

焼きあがったら持ち手にアルミホイルを巻き、白い画用紙や赤や緑のリボンで飾ります。

 

ソースは特になくてもジューシーで香ばしく、十分美味しいです。

今年は娘が孫連れで1泊することになったので、いつものスーパーの店員さんにチキンレッグを人数分予約してきました。

久しぶりに焼こうと思います。

 

ちなみに、うちのオーブンはレンジ機能なしの昔ながらの電気オーブンです。

結婚したころに、義母にいただき早40年以上。

これが壊れない。。。週に1度以上使っているのですがね、有難いことに40年以上使い続けています。

 

そういえば昨年のクリスマスにも娘が孫とやってきて、チキンを丸で焼いたのでした。

その時の記録が残っていましたのでご紹介します。

以下その時の様子を記した私のもう一つのブログからの引用です。

チキンの丸焼き作り方（画像で詳しく紹介）

普通は、腿を焼いてローストレッグ。。なんて感じですが、正真正銘の丸鶏です。

 

今回は詰め物をして焼いてみました。

レシピをご紹介します。

ローストチキン丸　材料

スーパーに頼んでおいた銘柄鶏の丸がこちら

結構大きくて、美味しそうです。

 

詰め物をするので食材はこちらです。

ホントは、鶏のレバーを入れると良いのですが、子供が食べるので鶏ひき肉を用意しました。

かろうじてプランターにイタリアンパセリがまだあったので摘み取りました。

セージがないので、これもプランターのローズマリーを少々ちぎって用意しました。

 

詰め物作り

まずは詰め物作りです。

 

材料をみじん切りにカットしました。

 

 

最初にセロリ、人参、玉ねぎをバターで炒めます。

 

火が通ったらベーコンとひき肉を加えいため、油が出てきたら生パン粉を加えます。

よく混ぜ、塩コショウとパセリ

これで詰め物ができました。

鶏の空洞が私の握りこぶし以上あったので、目いっぱい詰めます。

 

 

鶏の形を整える

プロのように針と糸で縫うと良いのでしょうが、簡単な方法でやりました。

 

腿の付け根に串を1本通します。

詰め物をしたお尻は詰め物がはみ出さないように、竹串で縫い留めました。

足首をタコ糸でしっかり結び、崩れてこないようにします。

首の部分も捲れてこないように爪楊枝で止めました。

 

塩を刷り込み、胡椒をします。

もう40年も使っている電気オーブンなので、天板がつるつるしていません。

アルミホイルを敷いて、オリーブオイルを伸ばし、その上に丸鶏を置きました。

 

 

丸鶏焼き方　（家庭用オーブンで焼く）

うちの古いオーブンは250度がMAXで、ローストビーフなどのその温度で最初は焼きます。

 

今回は何しろ大きいので、7分予熱してから、一番下の段に入れまずは20分焼きました。

 

 

20分後、油が滴っています。

そこに乱切りした玉ねぎと人参をゴロゴロ加え、200度にして35分焼き上げました。

 

たれを作る

焼きあがったら鶏を取り出し、肉汁と乱切り野菜を取り出します。

 

野菜は肉汁と分けておいて、フライパンで炒めます。

そのあと、小鍋に肉汁と野菜、水カップ1、ブイヨンを入れてコトコト煮詰めます。

ローレルの葉と、ローズマリーも加えて、水分量が半分になるまで煮詰め、塩コショウで味付けました。

とろみをつけたい場合は水溶き片栗粉を使います。

 

 

皿にローストチキンを盛り、ブロッコリーを飾って、テーブルに置きました。

 

 

サラダを付けて完成です。

 

1歳4か月の孫の目の色が変わり、骨付き手羽がツルッツルの骨になるまでしゃぶり続けるのを見ていると、作った私も幸せな気分になりました。

 

 

クリスマスはやっぱり七面鳥と言う方におすすめ