もうすぐ2021年(令和3年)が終わります。
コロナ禍で、今年も大変な一年でした。
身近な方で予期せぬことに見舞われた方も、日本中にいらっしゃるかと思います。
来年こそは明るいお話が沢山出来て、笑顔で暮らせるように願わずにはいられません。
日本のしきたりとしての慣用句に「○○始め」と「○○納め」というのがあります。
けじめを大切にする日本らしい言葉ですね。
仕事納めとは
12月ともなりますと、職場や銀行など様々なところで「仕事納め」をします。
仕事納めはその名のとおり、その年1年間を締めくくり、すべての業務を終えることです。
一般には「仕事納め」ですが、官公庁では「御用納め」と言います。
古い話ですが、「御用」とは、江戸時代の幕府や藩の公務のこと。
その名残で、現在でも官公庁では仕事納め・仕事始めのことを御用納め・御用始めというのですね。
昔は仕事納めの日には社員が皆会社に集まったものです。
社長や上司のねぎらいの言葉があり、ビールなどが出て乾杯をして締めたものでした。
仕事始めが気持ち良く出来るように、正月飾りをしておいたりしたものです。
今では職場でお酒などとんでもないですし、コロナ禍では集まることさえ難しくなりました。
致し方無いとはいえ、生で顔を合わせて労苦をねぎらうこともできないのは寂しいような気がしますね。
仕事納め、御用納めは何日に行うか
土日などの休業日が絡みますと変わってきますが、一般には12月28日が仕事納め又は御用納めとなります。
もちろん企業によって違います。
流通業や飲食店、タクシー業界などは「年中無休」を謳っているところが多いので、事務方が名ばかりの仕事納めをしているケースもあります。
銀行法では、銀行などの金融機関や郵便局は、毎年12月31日から1月3日までが年末年始休みとなります。
なので金融機関の仕事納めは12月30日です。
もっとも、現在は店舗がやっていなくてもATM で引き出せますし、オンラインバンキングでは更に利便性が良くなっています。
年金生活をしていますと、こういうけじめもなく年の瀬を迎えてしまい、社会の動きに取り残されるような感覚にもなりますが。。。
もう十分やったので、良しとしましょうか。
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